坂口義典 2025 9/6
本論文は、意識・観測・物理現象をテンソル場として再解釈し、その全体に対するインテグラルが「完全コヒーレンス」を定義することを提案する。部分的コヒーレンスが局所的な位相整合を意味するのに対し、完全コヒーレンスは全存在を包摂するワンネスの状態である。瞑想や座禅は個別テンソルの縮約に対応し、最終的に全テンソル場をスカラー化することにより、観測可能世界と不可視領域(例:ダークマター)を含む全体の統合が達成されると考えられる。
1. 序論
量子力学におけるコヒーレンスは、波動関数の位相整合を指す。しかし、観測者と観測対象の関係を考えると、より広範な「意識的コヒーレンス」が存在することが示唆される。本稿では、意識や物理場をテンソル的に表現し、その全体積分によって「完全コヒーレンス」という概念を定義する。
2. テンソル表現
意識・観測・物理現象を含む場を
T_{i_1 i_2 \cdots i_n}(x)
と表す。ここで $x$ は時空点、添字は多様な次元(物理的・認知的・霊的)を含む。
部分的なコヒーレンスは内積により定義される:
C_{\text{partial}} = \langle T_{ij}, T_{kl} \rangle
一方、完全コヒーレンスは全体にわたる積分で定義される:
C_{\text{absolute}} = \int_{\mathcal{M}} T_{i_1 \cdots i_n}(x) \, d\mu(x)
ここで $\mathcal{M}$ は全存在(可視・不可視を含む宇宙)、$d\mu(x)$ は観測可能性の測度である。
3. 哲学的・物理的含意
座禅・瞑想:テンソル縮約を通じてスカラーに収束する過程。 完全コヒーレンス:全宇宙のテンソル場を統合した状態。 ダークマター:観測不能なテンソル成分だが、全体積分においては統合される。
4. 結論
完全コヒーレンスは「全テンソルに対するインテグラル」によって定義され、観測者・観測対象・物理現象・不可視領域を含む全存在の統合を表す。この枠組みは、意識の速度や「ワンネス」の体験を物理的に再解釈するための基盤を提供する。
参考文献(例示)
Schrödinger, E., What is Life? Einstein, A., Relativity Dirac, P.A.M., The Principles of Quantum Mechanics Tesla, N., On Vibration and Frequency
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本記事の内容(文章・図・数式・独自用語を含む)は、筆者によって 2025年9月6日に公開されたオリジナルの研究考察です。
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